氷艶~十字星のキセキ~が、2024年6月8~11日に開催されます。氷艶とは、スポーツと日本文化を融合したストーリー仕立てのアイスショーで、第一弾は2017年、第二弾は2019年に行われました。今回第三弾の十字星のキセキは、脚本原案を宮本亜門さん、主演を高橋大輔さんが務める、『銀河鉄道の夜』をモチーフとした公演です。
主題歌・劇中歌はすべてゆずさんの曲が使用されるとのこと。本記事では、せっかくなので楽曲提供者のゆずさんに注目していきたいと思います。どのようにしてゆずさんの曲が使われるようになったのか、自分たちの曲が使われることに対しての、ゆずさんの反応をまとめました。
目次
- オファーを受けたとき
- 稽古合宿では
- 公開コメント
- 対談番組での交流
- 氷艶でコラボ
- 使用される楽曲
- まとめ
オファーを受けたとき
ゆず公式ファンクラブゆず友の、YuzuCast vol.34では、氷艶オファー時の様子が語られました。以下は、YuzuCastで氷艶についてお話していた内容を切り抜いたものです。
北「今回宮本亜門さんが、ゆずにぜひ参加してほしいということで。亜門さんがプロデュースとか、いろいろ演出をやられる舞台で。なんとね、ゆずの曲を全部使ってくれる」
岩「アイスショーで、ね。なんかもう、お話最初聞いたとき…アイスショーですよね?アイスショーで…」
北「だよねぇ」
岩「で、俺何回も「アイスショーでゆず?」あ、なるほど。滑れませんけど、みたいな。」
北「ですよねぇ」
岩「お歌とコラボレーションということですよね」
北「なんかあの、僕らも少しの場面出させていただくんですけど。基本的にはゆずの楽曲をあちらがアレンジして。しかも僕らじゃない歌い手の人が…」
岩「あ。そんな事も」
北「歌って、やってくれるみたいですよ。だから、僕らもまたこの中で、何か少しパフォーマンスする機会もあるので、スケート(靴)を履いてるかどうか、分かんないですけど」
岩「スケート、練習しといたほうが良いですよね?ほんと、苦手なんですけど」
北「だよねぇ。前ファンクラブで」
岩「足首グネってなって…」
ゆず友presents YuzuCast vol.34
岩沢さんはスケートが苦手な一方、北川さんについては同配信で、スケートを滑れる事が明かされました。果たしてゆずさんは、氷の上を滑るのでしょうか。岩沢さんは足首をひねった過去を乗り越えられるのか…。
稽古合宿では
2024/06/01、北川さんが氷艶の稽古合宿へ赴いていたことが分かりました。その足元にはスケートシューズが。本番では、一体どうなるのでしょうか。
公開コメント
氷艶の公式ページには、氷艶を作り上げてきたメンバーとして、北川さんからコメントが寄せられていますおり、宮本亜門さんのコメントからは、なぜゆずさんが選ばれたのか、伺い知ることができます。
宮本亞門さんとは15年来のお付き合いで、最初にお仕事でお会いしたときの、演出に懸ける情熱に感銘を受けたことを今でも覚えています。
今回「氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-」にお声掛けをいただき、
アイスショー全編でゆずの楽曲が流れるということ、大変光栄です。
物語の中で、亞門さんがどんな風に僕たちの曲を料理してくれるのか、今から楽しみです。主題歌の依頼もいただき、新曲を書き下ろします。
オファーを受けた後に亞門さんとお会いしたんですが、そこで亞門さんからすごい熱量のパワーを頂いて、次の日には曲の原型が出来上がりました。素晴らしいクリエイティブの交換が、既にでき始めています。ゆずにとってアイススケートに関わらせていただくのは初めての経験なので、どんなステージになるのか未知数な部分はありますが、
きっとゆずの楽曲がアイスリングの上で、また新たな響き方をしてお客さんに届くんじゃないかなと楽しみにしています。僕たちの地元・横浜での開催ということで、ぜひ多くの方が横浜に集まってくれたら嬉しいです。
ゆず 北川悠仁
SPECIAL | 氷艶2024 -十字星のキセキ- (hyoen.jp)
とのことです。また、宮本亜門さんのコメントの一部から、なぜゆずさんが選ばれたのかが明かされます。
前から尊敬しているアーティストで、利他的愛情を全身全霊で歌い上げ、心に染みる曲を作り上げてきたゆずさん、それに宇宙・地球に愛情を持っていた宮沢賢治さんの想いを掛け合わせた世界を創ります。
SPECIAL | 氷艶2024 -十字星のキセキ- (hyoen.jp)
お二方のコメントから、北川さんと宮本亜門さんは氷艶以前にも交流があったことが分かります。
対談番組での交流
NHK Eテレのクロスインタビュー番組では、北川さんと宮本亜門さんがそれぞれの「仕事の極意」について語り合いました。この番組の内容は2014年に単行本化されています。
氷艶でコラボ
ゆずさんとは、そんな関わりのあった宮本亜門さんですが、氷艶2024ではどのようにショーを魅せてくれるのでしょうか。氷艶公式ページには、あらすじが掲載されています。以下は公開されている文章です。
トキオとカケル、それにユキは幼馴染で大の仲良し。三人はそれぞれに未来の夢を抱く。隕石に夢中なカケルは鉱物学者に、トキオはそんなカケルを乗せるロケットを開発する宇宙航空学者に、そしてユキは世界的なバレリーナになって白鳥の湖を舞うことを。彼らは約束する、それぞれの夢をきっと叶えることを、そしていつまでも一緒に大切な友達でいることを。
やがて三人は大人になり、トキオとカケルはそれぞれの夢を叶えた。だが、ユキは病に倒れ、バレリーナになる夢をあきらめざるを得なくなる。カケルはそんなユキを支えるために彼女と結婚する。だが、ユキの病や二人の結婚の真意を知らないトキオは、夢をあきらめたユキと、そんなユキに寄り添おうとするカケルに裏切られたと感じ、絶対に崩れることがないと信じていた三人の関係が揺らぎ始める。
トキオは、カケルと共に宇宙開発の事業に邁進したいがために、無謀な投資を募り、怪しげな投資家に騙されてしまう。荒れる気持ちを思わずカケルにぶつけてしまうトキオだが、カケルもまたそんなトキオに怒りをぶつける。お前が成功に目がくらんでいる間に、ユキが亡くなったのだ、と。動揺するトキオを突き放し、立ち去るカケル。だが、その直後、カケルまでもが事故で命を失ってしまう。
カケルを殺したのは自分だという罪の意識に苛まれるトキオ。自暴自棄になった彼は、フラリと列車のホームから飛び込んでしまう……。
……と、気づくとトキオは銀河を走る鉄道に乗っていた。かたわらには、なんとカケルが笑っている。
「行こう、トキオ、銀河の旅へ!」
カケルに誘われるまま、トキオは光輝く銀河へと旅立つ。終着駅であるサウザンクロス、十字星を目指して……!
あらすじ | 氷艶2024 -十字星のキセキ- (hyoen.jp)
使用される楽曲
実は氷艶の公式ページでは、披露される楽曲の一部が以下の通り公開されています。
「HAMO」
「うたエール」
「with you」
「レトロフューチャー」
「SEIMEI」
「イロトリドリ」
「逢いたい」
「奇々怪界-KIKIKAIKAI-」
「命果てるまで」
「通りゃんせ」
「十字星」
十字星は氷艶に向けて北川さんが書き下ろした新曲です。15秒CMでは、一部分ですが楽曲を聴くことができます。
まとめ
ゆずさんが氷艶のオファーを受けた際、アイススケートと自身の楽曲とのコラボに意外性を感じている様子がYuzuCastから分かりました。オファーを出した宮本亜門さんは、ゆずの北川悠仁さんとは15年来の知り合いで、過去にはEテレのSWITCHインタビューでクロストークもされています。
北川さんは共演のために「十字星」を書き下ろしており、公式ページより、セットリストの一部も公開されていました。以上、楽しんでいただけましたか?当サイトでは、氷艶に実際行ってみた際の様子もレポートとしてまとめていますので、そちらもぜひお楽しみください!
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